イベント潜入!「フェルミ推定の技術」リアルファイト
50名参加のフェルミ推定無料イベントを@ZOOM開催
2021年11月21日(日)にZOOMでフェルミ推定のイベントを開催いたしました。
無料で実施されたこちらのイベントは、50名の方に事前にフェルミ推定の問題を解いていただいてからご参加いただき、解法を解説しながら進めました。
また、後半はコンサルケース面接さながら、初見の問題にもチャレンジいただき、ご参加のみなさまからの質問に答えながら解説させていただきました。
こちらのイベントの様子をお届けします。
著書「フェルミ推定の技術」を題材にしたセッション
著書「フェルミ推定の技術」が発売され、はや3か月。
重版に次ぐ重版で、ベストセラーとなっている「フェルミ推定の技術」を題材にしたセッションが11月21日に行われました。
こちらをご覧いただいた方に少しでも「フェルミ推定」にご興味をお持ちいただき、「次回は参加したい!」と思っていただけますよう、その様子をお届けします。
さて、今回無料で実施されたZOOMでのイベントですが、なんと、50名の方にご参加いただきました。そして、実はこの50名のみなさんに、事前に1問解いてご参加いただきました。
第1部:(事前課題)「オフィス街」のコンビニの売上は?
事前課題として解いていただいたこちらの問題は、戦略コンサルのトップ3社であるMBB(マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン コンサルティング グループ、ベイン・アンド・カンパニー)のひとつからケース面接で出題された問題です。
さて、質問です。このページをご覧いただいている、みなさんなら、どう解きますか??このページを一旦伏せて、少し考えてみてください。
さて、ここで「レジ方式」「商圏方式」、どっちにしようかな?と浮かんだ方は、既に「フェルミ推定の技術」をご愛読いただいている方だと思います。もし、浮かばなかった方に、まずは、多くの方が思い浮かべる「レジ方式」をご紹介しましょう。
レジ方式とは?
「レジ」の台数が2台。45秒で1人をさばいて。営業時間が10時間で。単価が500円で。。。
もし、こちらの解法を思い浮かべていたら、残念ながら、レジ方式は ”じゃない方” です。この場合、「商圏方式」で解いていきます。
なぜ、「レジ方式」じゃなく「商圏方式」で解くのか?
ここで、ご参加のみなさまからこんな質問が飛んできました。みなさんも、同じ疑問を持たれたのではないでしょうか?
なぜ、レジ方式がダメで、商圏方式がいいんですか?
この場合における、「レジ方式」は売上に相関していないから。
ここで、“しっかりと” 勉強してきた参加者の方から「○○の場合はレジ方式も使える。」といった回答があったりして、この議論こそが、みなさんのフェルミ推定のレベルが上がってきた証拠。と、大変嬉しく思いました。
なぜこの問題が「良問」なのか?
MBBでも出題された問題なので、この疑問を抱く方も多いかと思いますが、ご参加の方からもこんな質問をいただきました。
なぜ、この問題が「良い問題」といえるのでしょうか?
まず、この「オフィス街」っていう1つのキーワードから、何を想像するか?っていうところがポイントです。
「オフィス街」というキーワードから、3パターン(=3つの因数分解)くらいの状況が想像できて、その上で「その中のひとつから選びました。」と言える点がポイントであり良問と言える理由なのです。
では、「オフィス街」のコンビニ。からどんなパターンが想像できますか?というとこんなところでしょうか。
「オフィス街」のコンビニ3パターン
1.高層オフィスの7階くらいにあるコンビニ
2.オフィスビルの1階にあるコンビニ
3.駅直結ビルのオフィス街にあるコンビニ
この3パターンくらいのコンビニがあって、それぞれのお客さんのイメージ、因数分解を頭に描きながら、どれか一つを切り取って説明していくとパーフェクトですよね。
いかがでしょうか。フェルミ推定。そろそろ好きになってきましたか?
第2部:「コロナ禍における鳥貴族」の売上
ここで、第二部として、突然フェルミ推定。イベントタイトルにもある通り、リアルファイトしていただきました。
ということで、お題が発表されました。
「コロナ禍における鳥貴族」の売上を推定せよ。
よーいどん!で5分で解いていただきました。
まさに、コンサルのケース面接のようです。
5分後、ご参加のみなさんから、ひねり出した答えをたくさんいただきました。
そして、この問題の解説の前に、問題を解く際の頭の使い方、目の付け所について少しお話しました。
どこでアタマを使うのか?
1.コロナ禍において、鳥貴族は勝ったのか、負けたのか?
2.時短への対応はどうであったか?
3.コロナ禍におけるビフォーアフターの顧客層の違いは?
この問題の解説については、どこかでまたYoutubeでご紹介したいと思います。
※「フェルミ推定の技術」に掲載の問題を解説した動画もありますので、こちらもお楽しみください。
いかがでしたか?
「フェルミ推定」を少し身近に感じていただけましたでしょうか?
世の中にあふれるものを題材にしてますので、コンサルタントの方だけでなく、みなさんの思考力アップのお役に立てれば幸いです。
今回参加できなかった方、残念でした。。。
このテーマのライブ感は二度と味わえませんが、別のテーマでのイベントを今後も開催していきますので、ぜひ、次回開催をお待ちくださいませ!
そして、最後になりましたが、ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!
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