上司の目をキラキラさせた売上達成のための計画立案

はじめに

考えるエンジン講座の受講生に、著書“フェルミ推定から始まる問題解決の技術”について「仕事で役立った」等のエピソードを聞かせてください。

とお願いしたところ、業績好調の重責の中の売上達成の計画立案を任され、本書を活用して作成した来期の方向性を決める1枚が高評価されたお話をお聞かせいただきましたのでご紹介します。

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昇進のチャンスを掴んだ1冊

“フェルミ推定から始まる問題解決の技術”を読んで、書いてある内容をそのまま活用して、上司をあっと言わせ、職場でチャンスを掴むことができました。結果的に、本当にこの本のおかげで、昇進のチャンスに向けて歩を進めることができました。

業績好調の重責の中の売上達成計画立案

私は事業会社でソリューション営業をしているものですが、商材としては、コンサルティング、SI、など無形商材を中心に扱いつつ、プロダクトや教育講座などパッケージ的なもの扱っており、商材は多岐に渡ります。

業界的には好調で、そのため来期の売上目標も、かなりのストレッチが求められそうだと営業内部でも噂が立っていて、各々不安になっているところでした。

「目標との距離感」を可視化して上司の目が変わった

そのとき来期の目標設定を任されたのが、私の上司にあたるグループマネージャーの方で、無形商材とパッケージ商材のうち、パッケージ商材部分の売上達成のための計画立案を任されることとなりました。

この話を知った私は、このお題こそ、まさに“フェルミ推定から始まる問題解決の技術”のB-1にある ”DMMオンラインサロンの成長戦略” の話と一緒だと思い、こっそり、現在のパッケージ商材の売上を因数分解して、「目標との距離感」を可視化する1枚資料を作り、会議に臨みました。

案の定（と言っては大変失礼ですが）、会議が進めど、目標達成に向けた議論には収束しませんでした。具体的には、3C分析、SWOT分析など、それらしい単語はならんで、みんなで考えようの雰囲気はあるのですが、一方で、「で、このあとどうするんだっけ？」という空気が流れている感じです。よくある光景かと思います。

上司の顔を潰すのも申し訳ないので、硬直状態も終盤の最後の10分になったところで、虎の子である、事業の因数分解スライドを持ち出して、目標までの距離感と、各因数を伸長させるための課題感と対策の方向性をさらっと3分ほどで話しました。

それが終るや否や、その会議に参加していた中で一番職位の高い営業部長が、目をキラキラさせながら、

となり、会議は終了しました。

来期の方向性を決める1枚として採用

その後、引き続きマネージャーの上司が検討している内容と並行して、会議のアジェンダに組み込まれ、無事に来期の方向性とそれに向けてのアクションを決めることができました。

全体の手柄としては、マネージャーの上司のものですが、個人的な感覚としても会議の流れを変えた実感はありました。

また営業企画部のマネージャーで、会議にも参加されていた私のメンターからは、1on1のときに「あの話良かったよね、昇進も時間の問題だね」と、半分、お世辞かと思いますが、お褒めの言葉を頂きました。 当然すぐの昇進には至っていませんが、当時の人事評価としては最高点を頂き、大幅に昇給を果たすことができました。もちろんこの件だけではないとは思いますが、自他ともに評価された出来事でした。

さいごに

私が出会った“フェルミ推定から始まる問題解決の技術”は今の仕事に直接的に役立つ内容でした。世の中には、読んで納得はするものの、なかなか実際の現場で使いづらいものは多いかと思います。ただ、この本は、本当にすぐに実践で使えるような解説がされています。
昇給額と比べればと書籍代と読む時間なんて安いと感じた出来事でした。

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