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フェルミ推定を活用して最短で納得感のある定量効果を算出

フェルミ推定を活用して最短で納得感のある定量効果を算出

フェルミ推定を新規社内プロジェクトの定量効果算出に活用

はじめに

考えるエンジン講座の受講生に、著書 “フェルミ推定の技術” について「仕事で役立った」等のエピソードを聞かせてください。

とお願いしたところ、事業会社で新規社内プロジェクトの定量効果算出に活用いただいた事例を伺いましたのでご紹介します。


フェルミ推定はコンサルだけのものじゃなかった

フェルミ推定と聞いて、事業会社の人間としては「コンサル対策限定のツール」では?と思い、最初はピンとこなかったが、高松さんの著書 “フェルミ推定の技術” を信じて、読み進め、講義形式で問題を解いていくうちに、フェルミ推定の世界にすっかり引き込まれ、「これ最高!」と、何だかすごく興奮してしまった。

高松さんの “フェルミ推定の技術” は、ビジネスパーソンにとって重要ではあるが、皆が意識できていないスキルではないか、と思う。だからこそ、 “フェルミ推定の技術” は他のビジネスパーソンとの差別化を図れる武器になると確信した。

他にもフェルミ推定の本を読んだことがあるが、コンサルタントを目指す方向けの内容で、無味無臭な因数分解が多かった。そういう意味では、 “フェルミ推定の技術” こそ、事業会社のビジネスパーソン必読の本だと思う。

新規社内プロジェクトの定量効果算出にフェルミ推定を活用

本書はもちろん、読んで終わりではなく、著者が言うように “フェルミ推定の技術” はビジネスパーソンとしての武器・道具になると、仕事を通じて実感している。

例えば、直近、新規社内プロジェクトに関する定量効果算出を行う機会があったが、これは、同僚から「難易度が高いので、代わりにやってくれないか。」と依頼されて取り組んだものだった。
「答えのないゲーム」であるという前提で、特に本書で学んだ3つを活用して算出した。

①「プロセスがセクシー」
②「2つ以上の選択肢を作り、選ぶ」
③「炎上、議論が付き物」

フェルミ推定を活用して最短で納得感のある定量効果を算出

具体的には、実際の現場、従業員、チームを想定し、現実に即して、二つのやり方で因数分解を行った。議論になりそうな数字・値については「田の字」でセグメンテーションし、加重平均を出した。その上で、良さそうな1つのやり方に絞り議論した。
リアリティチェックのため、セカンドオピニオンも取りに行き、”確からしさ” も高めることができた。
最短で納得感のある定量効果算出を行えたと思う。 “フェルミ推定の技術” で問題を解きながら、スキルを獲得したことで、未知の数字を、常識・知識をも基に、ロジックで、計算することに、抵抗感がなくなり、ワクワク感を覚えるようになった。
“フェルミ推定の技術” を読む前に、事業提携のシナジー効果算出を行ったことあるが、その時のことを思い出して、恥ずかしい気持ちにもなった。

今思うと、「思いついた作業的な因数分解」を一発で、1つのやり方のみ考えて、値も何となく置いて、納得感よりも数字の確からしさを追及していた。活発な議論をしようという発想もなかった。それでも事業会社では何とかなってしまうことも多いが、それでは普通のレベルのビジネスパーソンに留まってしまう。

フェルミ推定は「コミュニケーション向上」にも効果絶大

また、フェルミ推定=「因数分解+値+話し方」の「話し方」の部分であるが、著者のいう通り「ビジネスコミュニケーション全般」にとても役立っている。
冒頭に「思考が深い人は得てして、お話しするのが苦手です。」という救われる文章も入っているが、頭がしっかりと整理されていない時や、顧客や社内役員との大事なミーティングの前には、「構造」→「値・中身」など、この章の内容を細かく思い出して準備するようにしている。おかげで、自分の考えが相手に伝わり、議論が進むようになったと感じている。


フェルミ推定の技術

フェルミ推定の技術

フェルミ推定は、もちろんコンサルタントにも必要ですが、ビジネスパーソンにこそ絶対に必要な、まさにビジネススキルなのです。
正直、これは個人的な思いなのですが、といってももうタイトルにしてしまっているのですが、

ロジカルシンキングを超える戦略思考

これです。これこそが、フェルミ推定です。

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